- 気持ちの正しい整理のしかた -
東芝EMIのニュー・セラフィム・ベスト100(後に150)でクラシック音楽に親しんだ世代である。
何枚も買ったレコードのうち特に気に入ってたのが、シューベルトの弦楽四重奏曲〈死と乙女〉とピアノ五重奏曲〈ます〉のカップリングであった。
演奏は、ハンガリア弦楽四重奏団、ハンガリア・ピアノ三重奏団ほか
ジャケット裏が解説になっている。懐かしいな。
両作品とも変奏曲の楽章が組み込まれてるが、ここでは〈死と乙女〉について。
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810〈死と乙女〉。その第2楽章。
レコードで聴いてた頃、まさしく死神と乙女との戦いの音楽として捉えていたわけだけど、当時から、最後に乙女は死というものを前向きに受け入れ、安らぎさえ漂わせているように感じていた。
どういうことだろう?
この楽章は次のように構成されている。
主 題 A:8小節×2 B:16小節×2
第1変奏 A:8小節×2 B:16小節×2 第2バイオリンとビオラが中心
第2変奏 A:8小節×2 B:16小節×2 チェロが中心
第3変奏 A:8小節×2 B:16小節×2 激しさを増す
第4変奏 A:8小節×2 B:16小節×2 一転して穏やかになる
第5変奏 A:8小節×2 B:16小節 ふつふつと何かがこみ上げてくる
コーダ(または第6変奏)
実に均整が取れており、変奏ごとの区切りも明確で、とても分かりやすい音楽である。
しかし、この楽章がさらに我々聴き手の心情にピッタリくるのは、「悲しい気持ちを乗り越えるプロセス」を音楽が踏んでいるからなのだ。
何らかのショックを受けた人は次の4つの段階を経て現実に適応してゆくらしい。
1 衝撃
2 防衛的退行:葛藤とか現実逃避とか
3 承認:気持ちの整理とか意味づけとか
4 適応
〈死と乙女〉第2楽章をこのプロセスになぞらえてみると、
主題~第1変奏~第2変奏 ⇒ 衝撃
第3変奏 ⇒ 防衛的退行(自分を嘲笑したり、やけっぱちになったりもしている)
第4変奏 ⇒ 承認(「あきらめ」のような感情もあるよう)
第5変奏~ ⇒ 適応(開き直ったり、悟りの心境もあるよう)
このように見事に合致する。
あるいは、「喪失の受容」5つのプロセスというのもあるようだ。
1 否認
2 怒り
3 取引:何かにすがろうとする
4 抑うつ:絶望し、何も手につかなくなる
5 受容:運命として受け入れ、心に安らぎを得る
このモデルに当てはめてみると、
主題~第1変奏~第2変奏 ⇒ 否認
第3変奏 ⇒ 怒り
第4変奏 ⇒ 取引、抑うつ(この場合、Aの部分は「祈り」)
第5変奏~ ⇒ 受容
ってな感じになるのかな。
音楽がピッタリはまる。
何となく、こちらの方がよりしっくりくるような気もする。
いずれにしろ一つポイントなのは、第5変奏のBの部分にリピートがないことである。この箇所のチェロの身をよじるような呻きこそは白眉。音楽のピーク。繰り返し無用の一期一会でなければならないのだ。
〈死と乙女〉第2楽章の魅力は、音楽の流れと人間の心情の変化のプロセスが見事に合致してるところからくるのである。
同じような「悲しみの受け入れ」の変奏曲はあるのだろうか。
ブラームスのクラリネット五重奏曲の終楽章なんかも変奏曲だよね。
これだとどうだろう。
曲の構成はこんな感じ:
主 題 (少し寂しげな楽想)
第1変奏(チェロがうごめく)
第2変奏(せわしげな音楽)
第3変奏(16分音符がひたすら続く)
第4変奏(ゆったりと穏やかな音楽)
第5変奏(8分の3拍子になる)
コーダ (第1楽章冒頭の主題が呼び戻される)
気持ちの変化の流れは次のようなプロセスになっていると言えるかな。
第1変奏 ⇒ 否認
第2変奏 ⇒ 怒り
第3変奏 ⇒ 防衛的退行(自己憐憫とかも含まれてるかな)
第4変奏 ⇒ 承認
第5変奏 ⇒ 受容(あきらめっぽい感じ)
若干こじつけではあるが(笑)、少し軽めの「衝撃」を元に、そこから立ち直っていく過程が描かれている。
ここまではいいんだけど、コーダが余計な感じなのだ。
なんで暗い感じで終わらせちゃうんだろう。明るく終わらせればいいのに。
こういうところがブラームスのダメなところなのだ。
暗ければエライとでも思っているのだろうか。けしからん。
「喪失の受容」に近い形でありながら、より細分化されたものとして、12段階の「悲嘆のプロセス」というのもあるらしい。
1 精神的打撃と麻痺状態
2 否認
3 パニック
4 怒りと不当感
5 敵意と恨み
6 罪意識
7 空想形成、幻想
8 孤独感と抑うつ
9 精神的混乱と無関心
10 あきらめ~受容
11 新しい希望~ユーモアと笑いの再発見
12 立ち直りの段階~新しいアイデンティティーの誕生
だいぶ細かいが、ブラームスの交響曲第4番第4楽章の構成がほぼこれに合致する。
パッサカリア、あるいはシャコンヌの形式。これも変奏曲の一種である。
主題と30の変奏、及びコーダから成り立っているが、主題と変奏は常に8小節ずつなので、指折り数えて聴けば追いかけられる。
ざっと次のような構造になっていると思う。
主 題 4分の3拍子
第1変奏(主題の噛みしめ)
第2変奏(木管の参入)
第3変奏(フォルテによる主題の整理)
第4変奏(のたうち回る弦)
第5変奏~第6変奏(そこへ木管が加わる)
第7変奏(もう1回フォルテで主題の整理)
第8変奏~第9変奏(バイオリンの細かい音型が何か焦る感じ)
第10変奏(長い音符で何かを引き寄せる感じ)
第11変奏(何かが煌めき一旦終息へ向かう)
第12変奏(フルートのソロ)ここから2分の3拍子
第13変奏(木管による静かな対話)
第14変奏(トロンボーンによるコラール)
第15変奏(木管と金管によるコラール)
第16変奏(主題の再提示)4分の3拍子に戻る
第17変奏(弦のさざ波に揺れる木管)
第18変奏(寄せては返す波) ここ好き
第19変奏(8分音符の刻み)
第20変奏(3連符の刻み)
第21変奏(グリッサンド)
第22変奏(ピアニシモの3連符の刻み)
第23変奏(フォルテの3連符の刻み)
第24変奏(主題の再々提示)
第25変奏(第1変奏の再現)
第26変奏(第2変奏の再現)
第27変奏~第28変奏(少し穏やかな弦の波間に漂う木管) ここ好き
第29変奏(不穏な気配)
第30変奏(何かがやってくる)
コーダ(ここからさらに一悶着)
この楽章の感情変化の流れに「悲嘆のプロセス」12段階が当てはめられるのである。
主題 ⇒ 精神的打撃
第1変奏 ⇒ 麻痺状態
第2変奏~第3変奏 ⇒ 否認
第4変奏~第6変奏 ⇒ パニック
第7変奏~第9変奏 ⇒ 怒りと不当感
第10変奏 ⇒ 敵意と恨み
第11変奏~第12変奏 ⇒ 罪意識
第13変奏 ⇒ 空想形成、幻想
第14変奏~第15変奏 ⇒ 孤独感と抑うつ
第16変奏~第17変奏 ⇒ 精神的混乱と無関心
第18変奏 ⇒ あきらめ~受容
ここまでは極めて順調なのだが、「新しい希望」から先がない。それどころか、不穏さは増してく一方のようにも捉えられるではないか。
まあ強いて言えば、第27変奏~第28変奏辺りで少し心が平穏になり、「立ち直り」の兆しような気はするのだが、それも長続きしない。(でもこの箇所は好き。)
しかも、コーダに入ってから暗い情念に拍車がかかり、最後はベルリオーズの『幻想交響曲』終楽章のラストのような〈地獄落ち〉の音楽のようにさえ聞こえる。
こういうところがブラームスのダメなところなのだ。
なんでわざわざ音楽を聴いて暗い気持ちにならなきゃならないのか。
ポジティブ精神が足りないのである。
交響曲第1番や第2番のように終われとまでは言わないが、せめて第3番のように終わればいいのに。
「俺は年寄りだからもうおしまいだー」とでも思ってるのだろうか。けしからん。
◇◇◇
ベートーヴェンの後期の作品を聴く歓びは、また格別なものがある。後期の作品では、しばしば変奏曲の形式が用いられている。第九交響曲の第3楽章や第4楽章も変奏曲だとのこと(最近まで知らなかった)。
ピアノソナタ第32番ももちろん好きなんだけど、ただ好きなだけで、まるで内容を理解していない。
第2楽章は変奏曲である。
主題と5つの変奏(及びコーダ)から成ってるんだけど、何回聴いてもよく分からないんだわ(笑)。
基本的には、音符がだんだん細かくなっていって最後にはトリラーになるっていう構成なんだろうけど。
第1変奏でちょっと細かいリズムになって、第2変奏でJazzyなムードを醸し出し音型が細かくなって、第3変奏でついにはラグタイムとなる。
ここまでは分かりやすいんだけど・・・。
第3変奏までは音楽の区切りとかが明瞭なんだけど、第4変奏以降はあらゆることが曖昧模糊となっているのだ。
主 題 A:8小節×2 B:8小節×2 16分の9拍子
第1変奏 A:8小節×2 B:8小節×2 音型が少し細かくなる
第2変奏 A:8小節×2 B:8小節×2 16分の6拍子 弾むような感じ
第3変奏 A:8小節×2 B:8小節×2 32分の12拍子 もはや完全にジャズ
第4変奏 (7小節+9小節)+(8小節+17小節)+14小節+11小節? 16分の9拍子
第5変奏 主題の再現と新たな展開
吉田秀和はこの音楽について、「私には、これは、それまで知っていたどんな音楽の経験もつきぬけて、その最奥の基底にもぐってゆくことのように思えた。また、ある時は、ずっと高いところへ、空気の希薄なところまで上ってゆく感覚のようにも思えた。」と書いている。また、楽章の最後の部分については、「それまでの、目もくらむような、この世ならぬ高まりの思いから解放されて、やっとのことで地上に戻ったような気がしたものだ。」と述べている。(新潮文庫『私の好きな曲』より)
確かに。その通りなんだろうな。「悲しみの受け入れ」や「喪失の受容」などとは次元の違う深みがあるのだろう。
だが、あまりにも有難がってばかりいると、究極的には〈一生のうち何度も聴くような音楽ではない〉という論にまで発展してしまうような気もする。もっと気軽に楽しみたいじゃないの。何か別な解釈の仕方はないものだろうか。
マーケティングの用語で「態度変容モデル」というのがある。
製品やサービスに対する顧客の心理の変化のことなんだって。
態度変容モデル:
1 認知 (製品の存在を知る)
2 興味 (製品に興味、関心を抱く)
3 欲求 (製品を欲しいと考え始める)
4 記憶 (製品を記憶する)
5 行動 (製品を購入する)
「製品」とか言うと下世話になってしまうけど、日常の何にでも当てはめられる心理プロセスなのではないだろうか。4の「記憶」は、物や人への「憧れ」と捉えると活用範囲が一気に広がる。
そう。ベートーヴェンのピアノソナタ第32番第2楽章の音楽は、このモデルが当てはまるのだ。
第1変奏 ⇒ 認知
第2変奏 ⇒ 興味
第3変奏 ⇒ 欲求
第4変奏 ⇒ 記憶(憧憬)
第5変奏 ⇒ 行動
ぴったり適合する。
何か物を買ったりするたび、このように恍惚としていられたら、それはそれで幸せなことではないだろうか。(←こじつけ)
「物や人への憧れ」と書いたが、人への憧れとなれば、恋である。
人間の気持ちの変化のプロセスの一つとして、「恋の6段階」というものもある。
恋の6段階:
1 キッカケ期(男性がアプローチを開始する)
2 恋愛開始期(男性が一生懸命口説く)
3 盛り上がり期(お互いにいい感じになっていく)
4 ラブラブ期(相思相愛になる)
5 女性不安期(気持ちがスレ違ってしまったり、不安定になる)
6 安定期(お互いの愛情が安定し、信頼関係が育める)
これにベートーヴェンの32番は・・・当てはまらないだろうな。
5の「女性不安期」ってのが大きなポイントで、楽章の後半に不穏な気配が漂い、なおかつ最後は平穏に終わらなければならない。
このモデルに適合するのは、同じベートーヴェンの後期ピアノソナタでも、第30番の第3楽章である。
主題と6つの変奏から成っている。
主 題
第1変奏(伴奏がゆったりしたワルツ風になる)
第2変奏(単音進行の部分と装飾音を駆使した部分が交互に現れる)
第3変奏(アレグロ・ヴィヴァーチェの闊達な部分)
第4変奏(落ち着いた雰囲気に戻り、感動的な世界が広がる)
第5変奏(アレグロ・マ・ノン・トロッポの力強い感じになる)
第6変奏(音符が細分化されトリルが延々続いた後、主題が再現されて終わる)
基本的に8小節単位の進行をキープし、最後に心の趣くまま自由に楽想を展開させている、といった構成が、構成自体が、ものすごく印象的である。
って、それは第32番第2楽章も同じでしょと言われればその通り。ラストに自由な恍惚感を醸し出したいからこそベートーヴェンは変奏曲形式を用いたのかな。変奏曲ってほかの形式より自由さがあるのかしら。
この音楽に「恋の6段階」をはめてみようというわけだ(笑)。
大丈夫かな。
第1変奏 ⇒ キッカケ期
第2変奏 ⇒ 恋愛開始期
第3変奏 ⇒ 盛り上がり期(ちょっとラブコメ的な要素も入っている感じ)
第4変奏 ⇒ ラブラブ期
第5変奏 ⇒ 女性不安期(女の人がちょっと怒ってるような感じ)
第6変奏 ⇒ 安定期
おお、ドンピシャだ。ここまで上手くいくとは思わなかった。
ほかに「恋の6段階」がはまる変奏曲はないかな。
モーツァルトのピアノソナタ第11番イ長調の第1楽章ってどうなんだろう。
第1楽章が変奏曲って画期的だよね。
主 題
第1変奏(音符が少し細かくなる)
第2変奏(音符がさらに細かくなり、活発な感じが増す)
第3変奏(短調になり、悲壮感が漂う)
第4変奏(長調に戻り、朝の日差しが感じられるような温かい音楽となる)
第5変奏(アダージョになり、暗くはないものの、何かをかみしめるような音楽となる)
第6変奏(4分の4拍子の軽快なアレグレットとなり、明るく終結する)
これに「恋の6段階」を当ててみると・・・
第1変奏 ⇒ キッカケ期
第2変奏 ⇒ 恋愛開始期(ここまでは順調)
第3変奏 ⇒ 女性不安期(この人でいいのかと女性が悩んでしまう。これは男が悪い。)
第4変奏 ⇒ 盛り上がり期(ここから盛り上がってくるのであった)
第5変奏 ⇒ 女性不安期(やっぱり女性の方が思い悩んでしまうのであった)
第6変奏 ⇒ 盛り上がり期(再度ここから盛り上がるのであった)
どうやら「恋愛開始期」直後に「女性不安期」となり、その後「盛り上がり期」と「女性不安期」を繰り返すにとどまるようなのであった。ある意味、こっちの方がリアルかも(笑)。
なかなか上手くいかないねえ(笑)。
モーツァルトだと『きらきら星変奏曲』はどうなんだろ。
少し変奏の数が多いけど。
主 題 アンダンティーノ
第1変奏(アレグレットで上声部が16部音符)
第2変奏(アレグロになり、下声部が16部音符)
第3変奏(アレグレットで三連符の分散和音が主体)
第4変奏(下声部が三連符の分三和音となる)
第5変奏(音数が少なくなり、繊細な感じになる)
第6変奏(軽快なアレグロになり、16分音符が下声部と上声部の交互に現れる)
第7変奏(上声部の音階的な16部音符が印象的)
第8変奏(短調のアンダンティーノになり、気分がガラッと変化する)
第9変奏(明るさが戻り、かなりシンプルで軽快な感じ)
第10変奏(細かい音型で最初の気分が戻ってくるような感じ)
第11変奏(アダージョで、美しく充実した部分)
第12変奏(アレグロ 4分の3拍子で、下声部は16部音符。華やかに終わる。)
これってどうなるんだろう。
試しにムリやり「恋の6段階」を組み込んで見ると、
第1変奏 ⇒ キッカケ期
第2変奏 ⇒ 恋愛開始期
第3変奏 ⇒ 盛り上がり期
第4変奏 ⇒ ラブラブ期
第5変奏 ⇒ 女性不安期 (ここまでは自然な流れだが・・・)
第6変奏 ⇒ 盛り上がり期(安定期までには至らず、もう一度「盛り上がり期」から)
第7変奏 ⇒ ラブラブ期 (それーー!)
第8変奏 ⇒ 女性不安期 (やっぱりまた女性不安期に・・・)
第9変奏 ⇒ 盛り上がり期(やはり安定期に至らず、またしても「盛り上がり期」から)
第10変奏 ⇒ ラブラブ期 (それーーー!!)
第11変奏 ⇒ 女性不安期 (やっぱりまたしても女性不安期に)
第12変奏 ⇒ 安定期 (困難を乗り越え、ようやく安定期に。おめでとう。)
すごいな、盛り上がり期 ⇒ ラブラブ期 ⇒ 女性不安期のループを繰り返す。
(でも現実はこんなだったりして。)
いや、違うだろ。
この『きらきら星変奏曲』は、何かとてつもない、人間の気持ちの変化というものを表してるのである。
なんと、なんとなんと!
『きらきら星変奏曲』は、「恋の6段階」の後に、先ほどの「悲しみの受け入れ」のプロセスが続いているのである!!
第1変奏 ⇒ キッカケ期
第2変奏 ⇒ 恋愛開始期
第3変奏 ⇒ 盛り上がり期
第4変奏 ⇒ ラブラブ期
第5変奏 ⇒ 女性不安期
第6変奏 ⇒ 安定期
第7変奏 ⇒ 衝撃(失恋し、あまりの衝撃で気がヘンになってしまった情景)
第8変奏 ⇒ 否認・怒り
第9変奏 ⇒ 防衛的退行(悲しみのあまり子どもの頃の気分に戻ってしまった情景)
第10変奏 ⇒ 取引(神への祈りをささげている情景)
第11変奏 ⇒ 抑うつ・承認
第12変奏 ⇒ 受容・適応
おおっ!完璧ではないか!!
我々が『きらきら星変奏曲』に感動するのは、恋の始まりから失恋~立ち直りまでの人間の気持ちの変遷を余すところなく見事に音楽で描写しているからだったのだ!
ムリがあるなあ。。
(了)