『 神経質な赤い薔薇色の明日 』
キングレコード ~ ポニーキャニオン編
ルール:曲の入れ替えは各アルバムにつき1対だけ
サラヴァ!
~ タイトル曲を堪能するために ~
A-1 ボラーレ
2 サラヴァ!
3 セ・シ・ボン
4 ラ・ローザ
5 ムード・インディゴ
B-1 エラスティック・ダミー
2 サンセット
3 ミッドナイト・クイーン
4 プレゼント
オリジナル曲はどれも充実しており、B面が特に素晴らしい。
問題はA-2のタイトル曲だ。
ミディアムバラードの逸品だが、アルバム開始早々では、その芳醇な味わいが弱まってしまうではないか。 アルバム初聴時から気になっている。
もっと後ろの方に持っていきたい。
はて、どうすれば良いか。
A-1 ボラーレ
2 セ・シ・ボン
3 サラヴァ!
4 ラ・ローザ
5 ムード・インディゴ
B面はそのまま
単純に、2曲目「サラヴァ!」と3曲目「セ・シ・ボン」を入れ替えるだけで十分と考えた。それだけで、タイトル曲がより引き立つ。
しかしそうすると、1曲目「ボラーレ」から2つ続けてカバー曲となってしまい、(それはそれでフランス趣味が明確になり面白いかもしれないが、)このアルバムの本質から反れてしまう気がする。
そればかりか、「セ・シ・ボン」の直後に「サラヴァ!」だとギャップが激し過ぎ、感情移入がしにくくなる。
A-1 ボラーレ
2 ラ・ローザ
3 セ・シ・ボン
4 サラヴァ!
5 ムード・インディゴ
B面はそのまま
これでも「セ・シ・ボン」の次に「サラヴァ!」が続くことになるからダメ。(「セ・シ・ボン」自体が悪いわけではない。軽妙な終結の後に「サラヴァ!」が来るのが嫌なだけです。)
A-1 ボラーレ
2 ムード・インディゴ
3 セ・シ・ボン
4 ラ・ローザ
5 サラヴァ!
B面はそのまま
結局、「サラヴァ!」をA面ラストに持ってくる。アルバムの曲順構成としては王道となるが、やっぱりこれでいいのかもしれない。「ラ・ローザ」からの流れが実に良く、タイトルナンバーの存在意義も高まる。
まあこれだとカバー曲が冒頭から3曲並ぶこととなり偏りは否めないけど、「サラヴァ!」とB面4曲を味わうためのアルバムだからなあ…、と割り切ることにする。
とにかくB面は不動。固定。FIX。
1980年8月に放送されたNHK-FMサウンド・オブ・ポップス「YMO特集」(糸井重里が案内役だった)では、このアルバムから「サラヴァ!」「サンセット」が紹介された。録音して繰り返し聴いたものだ。(レコードを買ったのは、だいぶ後のこと。)そうだね、ベストの選曲だと思う。「サンセット」!今聴いても、いつ聴いても素晴らしい。てか、今だからこそなお心にしみる。(全然カンケーないけど、甲斐智枝美の「さよならサンセット」も超絶好き。)
でも、でもでもそれ以上に私のフェイバリットは「ミッドナイト・クイーン」!何度聴いても胸がときめく(笑)。この楽曲については、そもそも評価が行われてないように思う。「ライディーン」より遥かに良い(笑)。もっともっとこの曲について語られるべきだ。
後年に再録音された『Saravah Saravah !』は伴奏の違いは興味深いものの、ボーカルに関して言えば全体的に旧録より弱々しい印象で、私は総合的に旧録の方が良いや、と感じた次第。そうした中でも、「ボラーレ」と、やはり「ミッドナイト・クイーン」は聴き甲斐があった。外国語の発音が達者だ(笑)。改めて「ミッドナイト・クイーン」は楽曲の良さを再認識したり。
音楽殺人
~ 「 STOP IN THE NAME OF LOVE 」を早く聴きたくて ~
A-1 SCHOOL OF THOUGHT
2 MURDERED BY THE MUSIC
3 KID-NAP,THE DREAMER
4 I-KASU !
5 RADIOACTIVIST
6 NUMBERS FROM
A CALCULATED CONVERSATION
B-1 BIJIN-KYOSHI AT
THE SWIMMING SCHOOL
2 BLUE COLOUR WORKER
3 STOP IN THE NAME OF LOVE
4 MIRRORMANIC
5 THE CORE OF EDEN
オリジナル発売時カセットテープをヘッドホンで聴いていたが、「ナンバーズ・フロム・ア・カリキュレイテッド・カンヴァセイション」中の〈プラス・アンド・マイナス♪〉の音像の現れ方などもう少し丁寧に作れなかったのかなーと当時から思ってたりしてたが、そんな細けーこたあどーでもいー。
つまらない曲は一つもなく、今聴いても楽しい。青春がよみがえってくる。B-5はYMOのライブではやたら熱気を帯びてたなあ。
個人的にはB-3が一番好きである。前述のNHK-FMサウンド・オブ・ポップス「YMO特集」で、このアルバムからタイトルナンバーと「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」が選曲されていたのも影響してるかもしれない。細野氏のベースがビンビン響いてかっちょいー。いつもベースラインを追いかけてしまう。B面の中盤までこの曲を待てない。カバー曲なせいもあるけど、アルバム全体の中で目立たぬ位置にあるのは実に惜しい。もっと前の方に持ってきたい。はて、どうすれば良いか。
A-1 SCHOOL OF THOUGHT
2 MURDERED BY THE MUSIC
3 STOP IN THE NAME OF LOVE
4 RADIOACTIVIST
5 NUMBERS FROM
A CALCULATED CONVERSATION
B-1 BIJIN-KYOSHI AT
THE SWIMMING SCHOOL
2 BLUE COLOUR WORKER
3 KID-NAP,THE DREAMER
4 I-KASU !
5 MIRRORMANIC
6 THE CORE OF EDEN
A-3と4は、つながっているからセットで考えるというわけです。
これで十分である。まさかA面の2曲目には持ってこれないだろう。
試しに持っていってみようか、
A-1 SCHOOL OF THOUGHT
2 STOP IN THE NAME OF LOVE
3 KID-NAP,THE DREAMER
4 I-KASU !
5 RADIOACTIVIST
6 NUMBERS FROM
A CALCULATED CONVERSATION
B-1 BIJIN-KYOSHI AT
THE SWIMMING SCHOOL
2 BLUE COLOUR WORKER
3 MURDERED BY THE MUSIC
4 MIRRORMANIC
5 THE CORE OF EDEN
これだと「ストップ・イン・ザ~」の側は良いにしても、「音楽殺人」の立場がない。A-1の後にすぐタイトル曲があるからこそ本アルバムは胸がすくのである。これが『サラヴァ!』との大きな違い。
‥と思ってたんだけど、試しにこの並びで聴いてみたらこれはこれで良かった。(この場合、さらに「ブルー・カラー・ワーカー」と「音楽殺人」を入れ替えればなおシックリくるかもしれない。B-1はどうやってもFIXだし。)
いや。でもB-3って、アルバムがもうそろそろ終わるというB面の真ん中にあるからこそ愛おしいし、アルバム全体に厚みを持たせているのかもしれないなあ。単に、B-2と入れ替えるだけでも存在感が増すのかも。。
B-1 BIJIN-KYOSHI AT
THE SWIMMING SCHOOL
2 STOP IN THE NAME OF LOVE
3 BLUE COLOUR WORKER
4 MIRRORMANIC
5 THE CORE OF EDEN
A面はそのまま
これで十分。
よし、これでいこう(笑)。
YMO時代にも高橋幸宏はソロアルバムの快作を連発した。当時、私はこのアルバムを聴きまくっていた。カセットテープで(笑)。
サディスティック・ミカ・バンド、サディスティックスについて
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティック・ミカ・バンド
~ じゃあ幸宏氏の曲を前面に ~
A-1 ダンス・ハ・スンダ
2 怪傑シルヴァー・チャイルド
3 宇宙時計
4 シトロン・ガール
(金牛座流星群に歌いつがれた恋歌)
5 影絵小屋
B-1 空の果てに腰かけて
2 銀河列車
3 アリエヌ共和国
4 恋のミルキー・ウェイ
5 ピクニック・ブギ
B-4、B-5が高橋幸宏作曲。贔屓するわけではないが、実際、アルバムの中でこの2曲が良い。てか、申し訳ないがはっきり言って、ほかの曲がつまらな過ぎる。(全体の風味は決して嫌いじゃないものの。)
てか、『黒船』もそうなんだけど、このバンドにおけるミカの存在意義が私はよく分からない。もっと歌わせればいいのに、なんで使い惜しみしてるんだろ。(この辺の事情ってよく調べれば何か分かるのかもしれないけど、例によって調べもせずに書いてます。)
ボーカリストとして彼女の存在は歴史上貴重だったと思う。彼女がいなかったらシーナ&ロケッツのシーナも誕生しなかったんじゃないかと思っている。
ということで、本アルバムで実質唯一のミカ歌唱による「ピクニック・ブギ」を、幸宏氏の作曲でもあることだし前面に出したいワケ。
A-1 ピクニック・ブギ
2 怪傑シルヴァー・チャイルド
3 宇宙時計
4 シトロン・ガール
(金牛座流星群に歌いつがれた恋歌)
5 影絵小屋
B-1 空の果てに腰かけて
2 銀河列車
3 アリエヌ共和国
4 恋のミルキー・ウェイ
5 ダンス・ハ・スンダ
大胆に最初と最後を入れ替えてみた(笑)。
「ダンス・ハ・スンダ」がラストってのは、違和感ないように思う。Dance Is Overということでアルバムも終わると。
「ピクニック・ブギ」がトップってのは、・・・ちょっとムリがあるか(笑)。
A-1 ダンス・ハ・スンダ
2 ピクニック・ブギ
3 宇宙時計
4 シトロン・ガール
(金牛座流星群に歌いつがれた恋歌)
5 影絵小屋
B-1 空の果てに腰かけて
2 銀河列車
3 アリエヌ共和国
4 恋のミルキー・ウェイ
5 怪傑シルヴァー・チャイルド
A-2の怪作「怪傑シルヴァー・チャイルド」と入れ替えてみた。
アルバム最初の方に「ピクニック・ブギ」があるって、やっぱ良いじゃん。
「怪傑シルヴァー・チャイルド」がラストってのも、すげー味がある。
これ、なんかすごく良いような気がする。絶対いいよ!!
黒船/サディスティック・ミカ・バンド
~ 「四季頌歌」問題 ~
A-1 墨絵の国へ
2 何かが海をやってくる
3 タイムマシンにおねがい
4 黒船(嘉永六年六月二日)
5 黒船(嘉永六年六月三日)
6 黒船(嘉永六年六月四日)
B-1 よろしくどうぞ
2 どんたく
3 四季頌歌
4 塀までひとっとび
5 颱風歌
6 さようなら
大学の終わりの頃だったのかな、友人のレコードをカセットテープにダビングしてもらって愛聴していた。当時私はタバコを吸っており、「さようなら」の〈煙草このにがさ〉という一節がとても切なかったという思い出があります(爆笑)。
その頃はB-3の「四季頌歌」を疎ましく感じていて、この曲外してしまって全編ロックでいいのになあ、と思っていた。せっかく「どんたく」で盛り上げておきながら、テンション下がっちゃうじゃないの、と。まあいろんな曲が入っているからこそ‶アルバム″なんだからしょうがねーか、と。でも、「どんたく」の次は「塀までひとっとび」で一気にピーク感を出した方がいいのになあ、と。
だいぶ経ってからCDでちゃんと買って、歌詞カード見ながら「四季頌歌」を聴き、遅まきながら楽曲の見事さに気がついた。たった8行の短い詞だけど、ああこんな情景を歌ってたのかとようやく開眼した。このアルバムを真に堪能できるようになったのはそれからだ。超名作アルバムであるにもかかわらず、この楽曲の評価についてはあまり語られていないのではないだろうか。。
B-1 よろしくどうぞ
2 どんたく
3 塀までひとっとび
4 四季頌歌
5 颱風歌
6 さようなら
A面はイジりようがない
「四季頌歌」と「塀までひとっとび」を入れ替えてみた。
実際にこの順で聴いてみると、「四季頌歌」自体も引き立ち、A面には遠く及ばないものの、‶面″としてのトータル感がより強く出ると思うんだけどなあ。。
さらにもう一歩踏み込んでみようか、
B-1 よろしくどうぞ
2 どんたく
3 颱風歌
4 塀までひとっとび
5 四季頌歌
6 さようなら
A面は手の加えようがない
「四季頌歌」を「颱風歌」と入れ替えてみた。
この方がさらに良いかもしれない。パーティー感が増す。
「四季頌歌」から「さようなら」と続くのは、少し寂し過ぎるかもしれないが、芸術性は高まる。
よし、これにしよう!(笑)
HOT! MENU/サディスティック・ミカ・バンド
~ じゃあ幸宏氏の詞を前面に ~
A-1 WA・KAH!CHICO
2 ミラージュ
3 ブルー
4 マダマダ産婆
5 ヘーイ ごきげんはいかが
B-1 オキナワ BOOGALOO
2 それ行け! トーマス
3 ファンキー MAHJANG
4 テキーラ・サンライズ
思想もメッセージ性もない、普通なら超駄作。(『黒船』の、あの感動は一体何だったんだっt。)
ところが、演奏はムダに凄い。当たり前だ、ギターが高中でドラムは高橋幸宏だもの。。
幸宏氏の作詞による作品が3曲、「ブルー」「マダマダ産婆」「ファンキー MAHJANG」。ならばそれを前面に出すことを考えよう(笑)。
A-1 WA・KAH!CHICO
2 ブルー
3 ミラージュ
4 マダマダ産婆
5 ヘーイ ごきげんはいかが
B面はそのまま
A-1とA-2の背景の人々や子どもの声は繋がっているのだろうか。これを分断するわけにはいかないのだろうか?ま、ちっちゃいことは気にしないでいこう。
ミカの歌唱による「ブルー」をA面2曲目に持ってきてみた。
これだけで断然アルバムが締まるじゃん!
そもそも、「WA・KAH!CHICO」~「ミラージュ」とインストゥルメンタルを並べる理由がさっぱり分からない。
まあなあ、例えばシュガー・ベイブ時代の大貫妙子なんかと比べりゃ、ミカ・バンドの「ブルー」は勝ち目などないんだけど。。。
A-1 WA・KAH!CHICO
2 ファンキー MAHJANG
3 ブルー
4 マダマダ産婆
5 ヘーイ ごきげんはいかが
B-1 オキナワ BOOGALOO
2 それ行け! トーマス
3 ミラージュ
4 テキーラ・サンライズ
思い切って「ファンキー MAHJANG」をA-2に持ってきてみた。さてどうだろう。
ムリやり感が強い(笑)。
タイムボカンシリーズの三悪トリオの歌のように聴こえる(笑)。
でも、祭りだ祭りだぁ騒げ騒げ~感が出て、このアルバムの不可解さを良い方向で際立たせることとなるかも。。
よし、これでいこう!(笑)
サディスティックス/サディスティックス
~ 40分間世界一周 ~
A-1 a.眠れる海の男たち~éo Vandes
b.Rio de Janéyo
c.Soft Sea Sailing
d.Koola
2 a.Cobra Twist
b.キリンのいる風景
c.Whip it up !!
3 a.Kannst du Jodeln?
(ヨーデルが出来るかい)海のお兄さん
b.冷怪気~神族VS海賊
4 香港戀歌
B-1 The Crazy Kimono Kids
2 The Tokyo Taste
3 今頃君は・・・・・・
4 Far away(熱い風)
(曲の区分は、2016年版CDの表記を元にしました)
なんと、『黒船』の続きはこっちだった。
‶海賊″のアイディアは幸宏氏のもの、とのこと。
作詞を中心にかなりの部分、幸宏氏が楽曲制作に携わっている。
A面は海賊組曲で、世界を回る。
B面は‶シティ・ミュージック・サイド″とメンバーは呼んでいた、とのこと。
シティも世界のうちなら、A面B面混ぜちゃっていーんじゃない、とも思わないでもないが、さすがにA面をイジるのはムリがある。『黒船』のA面と、その点では同じだ。
しっかし、B-3「今頃君は・・・・・・」がえらいカッコ良い。作詞:高橋幸宏 作曲:高中正義 わざわざ、‶ストリングス編曲:高中正義″と表記されている。
高中の才能が詰まった名曲だ。本アルバム発表時点で『SEYCHELLES』『TAKANAKA』などのソロアルバムを既に出しているが、「トーキョー
レギー」を彷彿とさせる。あれも詞は幸宏氏だ。
「今頃君は・・・・・・」をもうちょい前に持ってきたいというのが人情というもの。。
B-1 今頃君は・・・・・・
2 The Tokyo Taste
3 The Crazy Kimono Kids
4 Far away(熱い風)
A面はそのまま
幸宏氏のアルバム『サラヴァ!』における「エラスティック・ダミー」と同じような、B面が始まるワクワク感が得られる。イントロもちょうど似てるし(笑)。
これ以上何が望まれよう。
よし、これでキマリ!(笑)。
WE ARE JUST TAKING OFF/サディスティックス
~ さよならだけが人生ならば ~
A-1 WE ARE JUST TAKING OFF
2 BLUE CURAÇAÕ
3 ADIOS
4 CLOSE YOUR EYES
B-1 NAO
2 GAME
3 ON THE SEASHORE
4 FLOATING ON THE WAVES
彼らのズバ抜けた演奏能力の高さからすると、ボーカルを入れることにこだわる必要はなかったはず。上手過ぎて、かえってつまらなく感じるくらいである。
1978年。どっちみちフュージョンブームが来るのだから、そのまま〈高中正義バンド〉として活動しても食うに困らなかっただろうが、そんな次元の話じゃ全然なかった。
この時点で既に幸宏氏は『サラヴァ!』を発表。細野氏からYMOへの誘いを受けていた。もう坂本龍一と一緒にコタツに入ってた時期である。
そのように考えると、なんだか感傷的なアルバムのようにも聴こえてくる。。
作詞・作曲・編曲:高橋幸宏とクレジットされているのは、「ADIOS」「GAME」の2曲。ボーカルも幸宏氏。
この独特のボーカリング、ああ『サラヴァ!』の世界がもう一つここにあったのか、と思う人もいるだろうが、この声この歌い方がイヤだという人も、たぶんきっといるんじゃないかな。細野氏の声の出し方に近いのかどうか知らないけど、何らかの影響を受けてたのかな、と私もこの頃そのように思い始めてきた。
どちらも「サラヴァ!」と同じく、別れの歌である。これは何を意味してるのだろう。単なる偶然とは思えない。。
A-1 WE ARE JUST TAKING OFF
2 BLUE CURAÇAÕ
3 GAME
4 CLOSE YOUR EYES
B-1 NAO
2 ADIOS
3 ON THE SEASHORE
4 FLOATING ON THE WAVES
アディオスって言葉は、もう別れそのものだから、やっぱもーちっと後ろに持ってきたいじゃん。
なので、幸宏氏の曲同士、「GAME」と「ADIOS」を入れ替えてみました。
あんま印象変わんないか(笑)。
そして、テイキング・オフ。行き先は輝かしい未来。
さよなら、ミカ・バンド!!
さよなら、サディスティックス!!
。。。
◇◆◇◆◇
NEUROMANTIC ロマン神経症
~ 物語のある歌曲集 ~
A-1 ガラス
2 大いなる希望
3 コネクション
4 神経質な赤いバラ
B-1 非・凡
2 ドリップ・ドライ・アイズ
3 カーテン
4 チャージ
5 予感
むさ苦しい「神経質な赤いバラ」は、今でもたまに無性に聴きたくなる。Bメロは「中国女」のBメロ以上に著しく蠱惑的だ。
そして、名曲「ドリップ・ドライ・アイズ」。電子楽器の音がこれほど美しく響き合うのは滅多にあることではない!
でも、いくら「ドリップ・ドライ・アイズ」が好きだからって、2曲目や3曲目辺りに持ってくるなど可能だろうか。
A-1 ガラス
2 ドリップ・ドライ・アイズ
3 コネクション
4 神経質な赤いバラ
B-1 非・凡
2 大いなる希望
3 カーテン
4 チャージ
5 予感
A面の最初の方に良曲を持ってくるのは世の常套手段。
A-2に「ドリップ・ドライ・アイズ」を持ってきてみた。
悪くはないが、B面的にはちょっとメリハリが乏しくなる。
それにしても不思議なものだな。『サラヴァ!』では好きな曲(タイトル曲)を勿体つけて聴きたかったのに、このアルバムでは逆だ。勝手気まま。
A-1 ガラス
2 大いなる希望
3 ドリップ・ドライ・アイズ
4 神経質な赤いバラ
B-1 非・凡
2 コネクション
3 カーテン
4 チャージ
5 予感
「ドリップ・ドライ・アイズ」をA-3に持ってきた。
何かヘンだな。
あるいは、入れ替えするんじゃなく、ぶっ込み押し出し方式だとどうなるか。
A-1 ガラス
2 ドリップ・ドライ・アイズ
3 大いなる希望
4 コネクション
5 神経質な赤いバラ
B-1 非・凡
2 カーテン
3 チャージ
4 予感
とにかくA面ラストは「神経質な赤いバラ」でなければならない。これは譲れない。
こうじゃなく、それとも…、
A-1 ガラス
2 大いなる希望
3 ドリップ・ドライ・アイズ
4 コネクション
5 神経質な赤いバラ
B-1 非・凡
2 カーテン
3 チャージ
4 予感
案3も案4も、オカシイ上に、A面とB面のバランスがよけい悪くなってしまう…。
どうやってもしっくりこないのには理由がある。
このアルバムは、シューベルトの『水車小屋の娘』や『冬の旅』のような、ストーリーを伴う連作歌曲集なのだ。
すなわち、「妄想その1」(A-1)、「妄想その2」(A-2)、「リアルな状況(彼女は来ない)」(A-3)、「情熱」(A-4)、「開き直り」(B-1)、「悟りの境地」(B-2)、「諦め」(B-3)、「変化」(B-4)、「新たなる気配」(B-5)。全編に「天井」「水道」「ブラインド」などのキーワードをちりばめ、生活人でありながら閉塞の中にいる主人公の闇(病み)を巧みに描出している。一大トータル・アルバムなのだ。
こうしてみると、曲順など動かしようがないどころか、そもそもムリに動かす必要などないように思える。「神経質な赤いバラ」はA面ラストだからこその存在感だし、「ドリップ・ドライ・アイズ」はB-2の位置だからこそ映えているのだ。
‥と思ってたら、ものすごいこと考えついた。この物語はこの後どうなるのだろう? そうだ、「大いなる希望」を最後に持ってくればキレイにまとまるのではないか!!
1 ガラス
2 コネクション
3 神経質な赤いバラ
4 非・凡
5 ドリップ・ドライ・アイズ
6 カーテン
7 チャージ
8 予感
9 大いなる希望
(この場合、A面B面の区別なし)
うわ、曲名だけ読み上げてもメロドラマが成立するぜ(笑)。
音楽的な流れも悪くないんじゃないの? 「大いなる希望」が、あたかも後日談のような意味を帯びてくる!
よし、これでいこう。
やっぱりこの2枚は並べてディスプレイしたい。
WHAT,ME WORRY? ボク、だいじょうぶ!
~ザイン・グリフの曲をどうするか、あと、日本語ロック問題その1~
A-1 ホワット、ミー・ウォーリー?
2 きっとうまくいく
3 サヨナラ
4 ディス・ストレンジ・オブセッション
5 回想
B-1 本当の君
2 使いすてハート
3 マイ・ハイランド・ホーム・イン・タイランド
4 すぐそこにある
5 すべて 素晴らしすぎる
冒頭2曲の流れは、いつ聴いても心躍る。「きっとうまくいく」は、日本のロック史上最も力強い歌詞の一つだ。(ライブだと、さらに迫力があった。)
「この世には すごい力がある
それを何とよぼうが どうでもいい
とにかく巨大なんだ ものすごい力なんだ
別に信じなくていい 自分で感じてみれば !!」
(実際の歌唱は英語)
この1曲の存在をもってして、本アルバムを高橋幸宏の最高傑作と推す人がいても何ら不思議ではない。
問題は、日本語で歌われているA面の2曲だ。「サヨナラ」と「回想」。前のアルバム『音楽殺人』『ニウロマンティック』が全編英語だったためか、まず日本語というだけで違和感を感じてしまう。
いや、それだけじゃないな。たいへん申し訳ないが、2曲とも歌詞に共感できないのだ。私には無用の歌なの。ムダに長いし。幸宏氏にはもっとひたすらカッコいい曲をやってほしいのさ、日本語でも「ミッドナイト・クイーン」みたいな。
それと、ザイン・グリフの「ディス・ストレンジ・オブセッション」。ゲストヴォーカル自体は構わないし、楽曲としても面白いと思うのだが、この曲が始まると『フットルース』や『トップガン』のサントラ盤のような、良質なんだけど野暮ったい空気が漂ってしまうのが如何ともしがたい。(個人的には、部分的に『マッハバロン』の主題歌を想起させる。)
ということで、A面は相当個性的。一方、B面は佳曲が並んでおり、この点こそもっと評価されてしかるべきだと思う。
ザイン・グリフが浮いてしまっているのは日本語2曲に挟まれてるせいもあると思うので、A-4の位置を変えたい。
いっそ、日本語曲を並べてしまったらどうか。
A-1 ホワット、ミー・ウォーリー?
2 きっとうまくいく
3 サヨナラ
4 回想
5 ディス・ストレンジ・オブセッション
B面はそのまま
「サヨナラ」「回想」が並ぶと和風がクドくなってしまう。
「ディス・ストレンジ・オブセッション」をアルバムの最後の方に持ってきてはどうか。
A-1 ホワット、ミー・ウォーリー?
2 きっとうまくいく
3 サヨナラ
4 すぐそこにある
5 回想
B-1 本当の君
2 使いすてハート
3 マイ・ハイランド・ホーム・イン・タイランド
4 ディス・ストレンジ・オブセッション
5 すべて 素晴らしすぎる
なんかいい感じだ。一番ラストはジョージ・ハリソン固定でキマリだから、これがベストのように思える。
ここで、あるアイデアが浮かぶ。「ディス・ストレンジ・オブセッション」をB-1に持ってきちゃえばどうなるか。
A-1 ホワット、ミー・ウォーリー?
2 きっとうまくいく
3 サヨナラ
4 本当の君
5 回想
B-1 ディス・ストレンジ・オブセッション
2 使いすてハート
3 マイ・ハイランド・ホーム・イン・タイランド
4 すぐそこにある
5 すべて 素晴らしすぎる
うん、『サラヴァ!』や『音楽殺人』のB面1曲目のような、気分を一新させる効果がある。
もうこれしかない!(笑)。
ここまで4枚のソロアルバム。すべて素晴らしすぎる。しかも、性格や色合いがそれぞれ異なり、1枚1枚他に代えがたい価値がある。そう考えると、「サヨナラ」「回想」の2曲こそがこのアルバムの個性を際立たせているのだと思い至らざるを得ない。このコンテンツを作るため改めて『WHAT,ME WORRY』を聴きまくったけど、だんだん「回想」も好きになってきた(笑)。「サヨナラ」はやっぱそもそも別れの歌だから切なくて困るわ。
・・・と、ここまでの4枚まではそう思うのだが、
ザ・ビートニクスについて
出口主義/ザ・ビートニクス
~ 救済の音楽、ならば ~
A-1 詩人の血
2 出口なし
3 ダイヤモンドの箱舟
4 時々
5 ルーピィ
B-1 女は男じゃない
2 鏡
3 蛇口
4 ひとで
5 来たるべき世界
誠実な作品である。この音楽により救われた人々がどれだけいたことか。私もその一人だ。
YMOから眺めれば、『テクノデリック』の後の作品。確かに、それに近い音が聴こえる。
だけど、内容的には『BGM』を補足するかのような楽曲が並んでいる。
・『BGM』のジャケットのイラストについての解説が、本アルバムのB-3である。
・「CUE」への対立項が、本アルバムのA-2である。
・「カモフラージュ」のその後を描いたのが、本アルバムのA-4である。
・「バレエ」へのアンサーソングが、本アルバムのB-2である。(←これはムリがあるかなー)
などなど。
(↑こーゆーよーなことは既に語りつくされているのだろうか??)
いやいやいやいや。
このアルバムは素晴らしい作品である。
是非多くの人々に聴いてほしい。
ちょっと見、難解な音楽だけど、B-1、そしてB-2とかは、むしろポップじゃん。
特にB-2。メチャメチャかっけー。
間奏の指パッチンの部分、カッコ良すぎる!!
んで、この8小節間の直前、幸宏氏は珍しくちょこっとロールを入れるのな。それがまたカッケー!!
A-1 詩人の血
2 出口なし
3 鏡
4 時々
5 ルーピィ
B-1 女は男じゃない
2 ダイヤモンドの箱舟
3 蛇口
4 ひとで
5 来たるべき世界
傑作「鏡」をA面に持ってくるわけよ。よし、B面的にも、これで問題ない。
面白い!
これでもっとこのアルバムが多くの人に聴かれることであろう!
もうこれ以外あり得ない。
よし、これでいこう!(笑)。
ビートで行こう/ザ・ビートニクス
~ 具象性がいらない場合もある(?) ~
A-1 TOTAL RECALL
2 ある晴れた日に
3 初夏の日の弔い
(ONCE UPON A SUMMER FUNERAL)
4 COMMON MAN
5 THEME FOR THE BEAT GENERATION
B-1 ちょっと ツラインダ
2 STAGE FRIGHT
3 大切な言葉は一つ「まだ君が好き」
4 GRAINS OF LIFE
5 PILGRIMS PROGRESS
T・E・N・Tレーベルなので、前作とは打って変わって〈青春歌謡ポップス〉である。
クレジット上、幸宏氏がドラムスを担当してないことになってるけど、そんなワケないですよね(不詳)。
ベースがビヨンビヨン鳴って、心地良く、このアルバムを特徴付けてると思う。(でも、どの曲が細野氏でどの曲が小原礼でどの曲が渡辺等なのか不詳。)
リズムがややこしかったりするけど、非常に聴きやすい。かなり聴き応えと聴き甲斐のあるアルバムに仕上がっている。(それでも、アタシャやはり前作の方が好きだけど。前作は神すぎる。)
全体的に、男の側の都合だけが歌われてるような気がするのは、果たして気のせいか。アタシャ男だから、それでかまわねーんだけど。
例えばA-2。良いんだけど、ちょっとシチュエーションが限定的で、このように具象性に富みすぎる楽曲を前の方に持ってくるのはこの場合どうなんだ、という気がする。(前作は抽象的だったからこそ、なお良かったんです!)
A-1 TOTAL RECALL
2 初夏の日の弔い
(ONCE UPON A SUMMER FUNERAL)
3 ある晴れた日に
4 COMMON MAN
5 THEME FOR THE BEAT GENERATION
B面はそのまま
幸宏氏の作による「初夏の日の弔い(ONCE UPON A SUMMER FUNERAL)」。ボレロじゃないけどボレロみたいなリズムに乗せて、ダイナミックな展開を示す極めて技巧的な作品です。ジャジーな間奏がまたたまらん。
この曲ををもうA-2に持ってきちゃうのは変かなあ。いろんな解釈が可能な詞だから、アルバムに膨らみが出ると思うんだけど。。
それと、「ある晴れた日に」をA-3に持ってくると、ちょうどB-3と対になるから、それも面白いと思うのね。
いかがでしょうか。(←改めてこのアルバムを聴きまくって、ちょっと自信がなくなりました。)
◇◆◇◆◇
薔薇色の明日
~ B面が地味過ぎ、それよりも、日本語ロック問題その2 ~
A-1 RIPPLE
2 MY BRIGHT TOMORROW
3 蜉蝣
4 6月の天使
5 前兆
B-1 偶然
2 THIS ISLAND EARTH
3 ARE YOU RECEIVING ME ?
4 GOOD TIME
5 THE APRIL FOOLS
本作でいよいよ、高橋幸宏が英語の歌も日本語の歌も両方分け隔てなく歌うアーティストとなったことが明確となってしまった。(…って、『サラヴァ!』もそうだったのに、『サラヴァ!』と何が違うんだろう。『サラヴァ!』での日本語による楽曲には何故あれほど安心して身を任せられたのか。。)
日本語だから悪いわけではもちろんない。だが、アルバム冒頭の英語曲2つを聴いてしまえば、ずっと英語の語感が続いてほしいという気になるのが人情というもの。この2曲のカッコ良さは『WHAT,ME WORRY』の冒頭2曲のカッコ良さに匹敵する。(しかも、陽と陰の関係! ココが重要!!)
ところがその後のA面に、日本語曲が3つ続いてしまう。いや、「蜉蝣」までの流れは良いのだ。「蜉蝣」「6月の天使」「前兆」と3曲も続くのが苦痛ですらあるのだ。これを言語の問題と言わずに何と言おう。(とは言え、じゃあ例えば曲は同じで歌詞だけ英語にすれば良いかというと、それも違う気がする。要は楽曲の出来・不出来の問題なのか。。)
一方、B面は地味だ。華がない。心の闇(病み)とそこからの脱却がテーマであるのかもしれないけど、B-2のブライアン・フェリーのカバーをわざわざ取り上げる意味など少し分かりにくいような気もする。
A-1 RIPPLE
2 MY BRIGHT TOMORROW
3 蜉蝣
4 THIS ISLAND EARTH
5 前兆
B-1 偶然
2 6月の天使
3 ARE YOU RECEIVING ME ?
4 GOOD TIME
5 THE APRIL FOOLS
そのブライアン・フェリーのカバーをA面に持ってきちゃって、日本語曲を散らす作戦。
A面的には、これもアリかも。でもB面が…。
「6月の天使」って『薔薇色の明日』全体の中で不自然に明るく、浮いてしまってる曲のように思う。
本アルバムって、A-1(雨)、A-2(雨、雷、稲妻)、B-3(竜巻)など、気象に関するワードが散りばめられており、「6月の天使」も ‶雨″について歌ってるかに見える。
『ニウロマンティック』のように、このアルバムにも物語が潜んでいるのだろうか。
A-1 RIPPLE
2 MY BRIGHT TOMORROW
3 蜉蝣
4 GOOD TIME
5 前兆
B-1 偶然
2 THIS ISLAND EARTH
3 ARE YOU RECEIVING ME ?
4 6月の天使
5 THE APRIL FOOLS
A-1で提示された〈雨の問題〉を、B-4で解決するという趣向。B-5は後日談。
『薔薇色の明日』においてもラスト曲は固定で動かしようがないから、これでなかなか良いような感じだ。
・・・って、そもそも日本語曲が連続するのを問題視してるってえのに、「GOOD TIME」も大部分日本語だからダメじゃん!
A-1 RIPPLE
2 MY BRIGHT TOMORROW
3 蜉蝣
4 ARE YOU RECEIVING ME ?
5 前兆
B-1 偶然
2 THIS ISLAND EARTH
3 6月の天使
4 GOOD TIME
5 THE APRIL FOOLS
(べつに「6月の天使」を目の敵にしてるわけではないですが。)
(むしろ、「6月の天使」をむりやりB面に突っ込んで、B面をちょっと明るくしようという発想自体どうなのよ、ってことでしょうけど。)
考えてみりゃ、B-4〈僕の気持ちは少しだけ、幸せ〉 ⇒ B-5〈本当の愛が僕等に訪れた〉の流れをイジるわけにはいくまい。
B-3に「6月の天使」を持ってくる。これが良い。A面もB面も。
よし、これでいこう(笑)。
「世界のサカモト」ならぬ「世界の高橋幸宏」。
「貸しレコード店に行かない強い子のために、ポスターを用意しています。」
「このビラを持って、近くのレコード店へ 歩いて行かず走って予約をしに行こう !! 」
・・・すごい宣伝文句だ。
WILD&MOODY
~ やっぱ「WALKING TO THE BEAT」でしょ ~
A-1 WILD & MOODY
2 STRANGER THINGS HAVE HAPPENED
3 KILL THAT THERMOSTAT
4 HELPLESS
B-1 THE PRICE TO PAY
2 BOUNDS OF REASON BONDS OF LOVE
3 WALKING TO THE BEAT
YMO散開後、初のソロアルバム。当時ジャケットを見た時は、なんじゃこりゃだった。実際にラジオで音を確かめてみると、ああYMOの最初の頃に回帰したんだなと感じた(←実際には全然違うけど)。さらに率直に言えば、一番面白かった高橋幸宏の時代は終わったのだなと感じた。(同時期に、まるで申し合わせたかのように細野晴臣が『S・F・X』を発表してたのも興味深かった。いろんな意味で。)
だが、今にして思えば、全曲英語で歌う高橋幸宏が戻ってきたのだ。前作も前々作も良かったけど、やっぱ英語で歌う高橋幸宏が良い。今回、改めてこのアルバムを聴きまくり、確信した。私は、英語のカッコ良い曲をカッコ良く歌う高橋幸宏が好きなのだ。『ワイルド&ムーディ』を聴いていると幸福な気分になれる。掃除もはかどる(笑)。無限(夢幻)ループで聴いていたい。
曲数少ないし、変えようなどないじゃんと思われる。
でも、やっぱ「ウォーキング・トゥ・ザ・ビート」をもっと早く聴きたいじゃないの、
A-1 WILD & MOODY
2 STRANGER THINGS HAVE HAPPENED
3 KILL THAT THERMOSTAT
4 WALKING TO THE BEAT
B-1 THE PRICE TO PAY
2 BOUNDS OF REASON BONDS OF LOVE
3 HELPLESS
(「ウォーキング・トゥ・ザ・ビート」って他より長めの曲だから、例えばA面の曲と入れ替えるとバランスが悪くなるんだけど、そーゆー話はこの際無視してね(笑)。)
「ウォーキング~」と何かを入れ替えるということは、「ウォーキング~」の代わりにアルバムラストに何を持ってくるかということ。
単純にA面ラストの「ヘルプレス」でかまわないんじゃないの。アルバム全体が静かに終わる感じで。
てか、本アルバムにこのニール・ヤングのカバーを入れている理由を、私はきちんと把握していない。(ちゃんと調べれば分かるのかもしれないけど、例によって調べてないです。)
てか、それにしても、高橋幸宏氏のアルバムってカバー曲が多いですよね。しかもマニアックな曲の。この「ヘルプレス」も、ニール・ヤング自身の子供の頃の体験を描いた作品のようだけど、決して良くない楽曲ではないものの、本アルバムに入れる意味って何なのだろう。。
A-1 WILD & MOODY
2 STRANGER THINGS HAVE HAPPENED
3 WALKING TO THE BEAT
4 HELPLESS
B-1 THE PRICE TO PAY
2 BOUNDS OF REASON BONDS OF LOVE
3 KILL THAT THERMOSTAT
「キル・ザット・サーモスタット」と「ウォーキング~」を入れ替えてみた。これでA面は最強になる。A-1~2の流れを崩すことは出来ないから、ほかに手はない。
「キル・ザット・サーモスタット」でアルバムが終わるってのも、意表を突いてて悪くないんじゃないの?発展性を残しつつ終わるみたいな感じで。
でも、『ワイルド&ムーディ』に収められている曲って、この時代の流行りで、どれもいきなりブツッと終わってしまうのな。「キル・ザット・サーモスタット」がブツッて終わってアルバム全体も終わるのって、あまりにも寂し過ぎる気がする(笑)。
B-1 WALKING TO THE BEAT
2 BOUNDS OF REASON BONDS OF LOVE
3 THE PRICE TO PAY
A面はそのまま
フツーにB-1に「ウォーキング・トゥ・ザ・ビート」を持ってきた。これもすごく良い。曲のソリッド感が際立つではないか!
「ザ・プライス・トゥ・ペイ」で終わるってのも、アルバム全体を明るく終わらせるという効果がある。ちゃんとフェードアウトしていくし(笑)。
まさか、ゲストボーカルのB-2をラストに持ってくるのはあり得ないから、これで全パターン確認した。
よし、これでいこう(笑)。←だんだんいい加減になってきたな。
カンケーないけど、A-1~2の流れが、坂本龍一『B-2 UNIT』のA-1~2に似てるなあと昔からずっと思っていた。1曲目はまだしも、「STRANGER THINGS HAVE HAPPENED」のイントロの音型が、「ザットネス・アンド・ゼアネス」にほんの少しだけ似てるのだ。このことについては、既に語られているのだろうか。それとも、こんなこと思うのは俺様だけなのだろうか??
『四月の魚』について
四月の魚(オリジナル・サウンド・トラック)
~ 映画はハッピーエンドなのだから ~
A-1 四月の魚
2 マリのテーマ
3 CM SONG
4 トイレの人のテーマ
5 はやる心
6 オーディナリー・ディ
7 多分,南太平洋
B-1 ブラン・ニュー・ディ
2 スピーク・イージー・クラブにて
3 危うし!昌平
4 不二子のテーマ
5 メロ・ドラマ
6 四月の魚(インストルメンタル)
全曲、高橋幸宏の作。ボーカルが入っているのはA-1とB-1の2つ。
ほぼ物語の進行に沿った形で曲が並んでおりサントラ盤として申し分ないが、この映画は、劇中の泉谷しげるのセリフにあるとおり、〈ラストはハッピーエンド〉。にもかかわらず、B-6「四月の魚(インストルメンタル)」は寂しい感じのアレンジとなっており、この曲で終わってしまうのはいささか心象が悪い。実際、ラストのスーパー(明治屋)の場面で使われている音楽で、サントラとして間違ってはいないのだが、ちょっとイイ感じでアルバムを終わらせたいじゃないですか。
B-1 四月の魚(インストルメンタル)
2 スピーク・イージー・クラブにて
3 危うし!昌平
4 不二子のテーマ
5 メロ・ドラマ
6 ブラン・ニュー・ディ
A面はそのまま
挿入歌「ブラン・ニュー・ディ」も決して明るい曲ではないけど、これで終わるってのはどう?ダメ??
〈何か素敵なことが起りそう〉という予感のまま締めるっていう趣向。
ちょっとぶっきらぼうな終わり方になってしまうかなあ。。
A-1 四月の魚
2 マリのテーマ
3 CM SONG
4 トイレの人のテーマ
5 はやる心
6 オーディナリー・ディ
7 四月の魚(インストルメンタル)
B-1 ブラン・ニュー・ディ
2 スピーク・イージー・クラブにて
3 危うし!昌平
4 不二子のテーマ
5 メロ・ドラマ
6 多分,南太平洋
若干気づきにくいが、ラストシーンで「多分,南太平洋」がリサイクルされている。
この曲で華やかに終わるってことでいかがでしょうか。
(最初のうち違和感あるけど、聴き慣れりゃこーゆーもんかと思われてくる。)
映画『四月の魚』について
幸宏氏は、最初から最後までほぼ出突っ張り。高橋幸宏のための映画だ。
とにかく幸宏氏の佇まい、立ち振る舞い、身のこなし、仕草などを幸宏氏の音楽の下でひたすら楽しみたい、という人には打ってつけだが、果たしてそんな人が世の中にどれだけいるのだろう。映画としては、フツーに見れば残念ながらかなり退屈だ。
映画館でこれを観た人は、余程の高橋幸宏ファンか、余程の大林宣彦ファンか、余程の泉谷しげるファンでもなければ、途中で席を立ちたくなってしまったことだろう。
役者の力量や演出の問題もあるだろうが、各シーンがとにかくダラダラ、ダラダラしている。…各シーン?
いや、舞台はほぼ主人公の自宅内が全てなのだ。
主なキャスト(THE PLAYERS):
根本昌平 高橋幸宏
万里村マリ 今日かの子
藤沢富士夫 泉谷しげる
あき 入江若葉
小林 三宅裕司
衣笠不二子 赤座美代子
パナポラ・ハンダ酋長 丹波哲郎
ワンシチュエーション・ムービーであることは、冒頭、『七年目の浮気』の話題を取り上げることで、観客にアテンションしているわけだ。これは『七年目の浮気』のような映画ですよ、と。
(映画監督・根本昌平。23歳で監督デビュー、それ以降7年間1本も撮ってない、ということは現在30歳。)
フランス料理やワインなどに関する蘊蓄がふんだんに盛り込まれており、そういう視点で見れば、見る都度新たな発見がある。
ま、東京タワーが見える坂のある街のちょいイイ家(それほど極端に立派な家でもない)の中でそーゆー蘊蓄が語られるような映画を、ダラダラ、ダラダラ眺めているのが好き、という人は、一度は見ておいて決して損はしないだろう。(←こ、この程度のことしか言えんのかい、、)
映画が中盤に入り、幸宏氏演じる昌平が、ターンテーブルにY・E・Nレーベルのレコードを乗せる。「お料理のテーマさ。」
ここから10分超にわたり映画の主題歌「四月の魚」が流れる中、キッチンで昌平とマリによる果てしない下拵えの作業が繰り広げられる。
(うち、間奏が7分近く。延々とループされる。)
二人が〈料理を作るとき飲むワイン〉で乾杯する。
昌平「小石の味がするだろ。」
マ リ「?」
昌平「このワインはグラーヴと言ってね、フランス
の小石の多い土地でできるワインなんだ。」
マ リ「へえー。面白いわね。」
↑
ここでマリが、グラスを持った右の肩をグイッと前に
突き出すようなポーズをするのが好き。
そしてこの後、
昌平「面白いって言うより、僕はむしろ悲しくなっ
てくる。サラサラ、サラサラっていう音が聞
こえてね。」
マ リ「サラサラ、サラサラ?」
↑
と言いながら、昌平の肩に左手を乗せる。そこに一瞬
視線を落とす幸宏氏が好き。
・ あきのことを昌平がどうして嫌っているか、説明が不足している。
・ 昌平の抱える紙袋に明治屋のロゴと「MEIDI-YA」の文字。
・ スタニスラフスキーの「もし」の働き。
・ 『怪傑ハリマオ』は誰の趣味だ?
・ 酋長からの避難先(?)で不二子がスリーズ・ノワールを買い求めた意味について、解説が不足しているではないか!!ここの描写をもう一押しないと、昌平に対する不二子の想いがイマイチ伝わらない。
・ 当然のことながら、マリと一緒に作ったメニューが実際に酋長に供される。ああ、あの時作ってたあの料理がこーゆーふーに出来上がるのかと確認できる。(これは何回か繰り返し見ないと分からない。)
・ ワインボトルのキャップの部分ってナイフで切った後、こんなふーに折り曲げてコルク置きに使うのか。勉強になるなあ(笑)。
・ ラストの撮影シーンに泉谷が着飾って一緒にいるシーンについて、解説が不足してるように思う。泉谷演じる藤沢も、映画人として成功した、ということを表しているのだろうか???
DVDは出ないものと諦めていたが、2021年に発売されたようだ。
めでたいが、私はVHSで見続ける!!(←変な意地)
◇◆◇◆◇
ONCE A FOOL,…
~ ならば〈青春歌謡ポップス〉をもっと前面に ~
A-1 遙かなる想い
2 冬のシルエット
3 Providence(素晴らしき幻想)
4 仕事を終えたぼくたちは
5 ONE MORE CHANCE
B-1 SAILOR
2 I SAW THE LIGHT
3 昆虫記
4 泣きたい気持ち
5 今日の空
T・E・N・Tレーベルからの初ソロアルバム。テーマは〈新しい青春歌謡ポップス〉なのだそうな。ロックでトンがるのはもうやめて、ポップス職人に特化するということね。イメージ的に、YMO後期の感じに専念する感じ?具体的に曲名で言っちゃうと、「以心電信」みたいな?
賢明な判断だと思う。実際、本アルバム以降、絶対間違いのない良質なポップス作品を連発している。
このアルバムも非の打ちどころがほとんどなく、強いて言えば細野氏作曲の「昆虫記」ぐらいだが(笑)、歌詞(吉田美奈子作詞)にも問題があり、この歌詞ならこーゆー感じの曲をつけるしかねーんだろーなーという気もする。
よって、わざわざ曲順を変える余地もないように思われる。A-1~2は例によって繋がっているから動かしようがないし、以下、A面の流れはもう完璧であると言っても過言ではない。
B面。その〈青春歌謡ポップス〉である「泣きたい気持ち」を是非とも前の方に持ってきたい。でも、A面に持ってきちゃうと、伴奏の鍵盤打楽器みたいな音がA-3とダブッてしまう。
ならいっそ、「泣きたい気持ち」をA-3と入れ替えればいいのか。
A-1 遙かなる想い
2 冬のシルエット
3 泣きたい気持ち
4 仕事を終えたぼくたちは
5 ONE MORE CHANCE
B-1 SAILOR
2 I SAW THE LIGHT
3 昆虫記
4 Providence(素晴らしき幻想)
5 今日の空
いいじゃん、青春歌謡アルバムっぽい雰囲気になる。
でもここで一つ問題があり、「泣きたい気持ち」とB-5「今日の空」はセットでなければならないか検証する必要がある。なぜ泣きたい気持ちかなのかの答えが、「今日の空」で示されているからだ。んで、片想いの気持ちがA-1「遙かなる想い」へとループして繋がるという構成になってるのね、このアルバムは。
「泣きたい気持ち」だけで意味は伝わるか。なぜ泣きたい気持ちなのか。。
曲が連続してなくても大丈夫のようだ(笑)。
試しにB面の中だけで動かしてみようか。
B-1 泣きたい気持ち
2 I SAW THE LIGHT
3 昆虫記
4 SAILOR
5 今日の空
A面はそのまま
B面トップに「泣きたい気持ち」を持ってきた。いいじゃないの、これも。
「SAILOR」も青春歌謡ポップスだし、アルバムのテーマをきちんと理解してるのは、幸宏氏本人と鈴木博文なのではあるまいか。
逆に「泣きたい気持ち」の位置はB-4のままにして、「SAILOR」をA-3に持ってきちゃうとどうなるだろう。
A-1 遙かなる想い
2 冬のシルエット
3 SAILOR
4 仕事を終えたぼくたちは
5 ONE MORE CHANCE
B-1 Providence(素晴らしき幻想)
2 I SAW THE LIGHT
3 昆虫記
4 泣きたい気持ち
5 今日の空
こりゃインパクトあるA面になるわ。
B面からすれば、出だしが「Providence(素晴らしき幻想)」ではちょっと物足りなくなるか。。
そんな点よりも、そもそも「今日の空」がアルバムラストでいいのかが気になってきた。
悲しい歌じゃん、「今日の空」って。
感傷的な気分で終わるより、明るくアルバムを締めたい。
「SAILOR」をラストに持ってくるってのはどうだ。
B-1 今日の空
2 I SAW THE LIGHT
3 昆虫記
4 泣きたい気持ち
5 SAILOR
A面はそのまま
おお、ブッツリ終わるにも関わらず、それなりの淡い余韻がちゃんと残っているではないか。しかも、無事にA-1にループできるぞ!
これが良いような気がしてきた。てか、すごく良い。
よし、これでキマリ!(笑)
T・E・N・Tを否定するわけではないが、本音を言うと『ワイルド&ムーディ』の路線のアルバムを、せめてあともう1枚作ってほしかった。
でも、やっぱロックってのは疲れるからねえ。だんだん似合わなくもなってくるのだろうし。。
・・・ONLY WHEN I LAUGH
~ 「CAMP」から「家に帰りたい」はねーべ ~
A-1 WEEKEND
2 SOLUTION
3 LIFE LIKE A RIVER
4 今の僕から・・・
B-1 EPISODE 87
2 CAMP
3 家に帰りたい
4 夢からさめたら・・・
(天使はすぐそこにいた)
5 MOONLIGHT FEELS RIGHT
元々ポップス寄りの人だったのかもしれない、幸宏氏は。本人からすればようやく理想形に迫ってきたという状況なのかも。私のような偏屈な聴き手は、いやーずいぶんサウンド薄くなっちまったなあと率直に驚くが。もう少し音数が欲しい、伴奏がイマイチなんじゃねーのと。それは参加ミュージシャンに細野と坂本が入っていないからだとムリやりこじつけたいが、そんな単純な話でもなかろう。ま、1986年、時代はこんな風だった。
快調な曲が並ぶ。心地よい。だが我々は、もっとドキドキする不健康で毒々しい音楽を求めていたはず。少なくとも私は。なので結局私などからすると、『ニウロマンティック』や『薔薇色の明日』辺りの高橋幸宏が一番好きということになるんだろうなあ、たぶん結論的に。
とは言え、本作も間違いのない音楽である。信頼できる。聴いていて損はしない。使える音楽だ。掃除もはかどる(笑)。一方、この期に及んで、やっぱ日本語より英語で歌う幸宏氏のほうがカッコ良いということを改めて再認識させられるアルバムだ。(私はこの点にこだわり過ぎているだろうか?)
さて、曲順についての問題点。B-2とB-3の曲調があまりにも似過ぎている。これは誰もが思うことであろう。B-2の終盤、ブレイクが入って後奏が始まったと思ったら、それはB-3だったのだ。そんな感じ。
両方とも鈴木博文作詞、幸宏氏作曲。前作でも共作した〈青春歌謡〉コンビだ。もちろん楽曲自体は悪くなく、瑞々しい佳曲である。意図的に隣同士並べているのだろうか?そうなのかもしれない。歌詞の繋がり具合はいかようにも捉えることができる。
あるいは、このアルバム全体が、何かの物語なのかもしれない。本アルバムは全9曲とも、〈僕〉と〈君〉の歌なのだ。そして、ほかに登場人物はいない。
B-1 EPISODE 87
2 CAMP
3 家に帰りたい
4 MOONLIGHT FEELS RIGHT
5 夢からさめたら・・・
(天使はすぐそこにいた)
A面はそのまま
「CAMP」と「家に帰りたい」の間に1曲挟んでみました。これだけでグッと聴きやすくなるし、全体の深みさえ増すと思うんだが。こんなこと考えるのって俺様だけなのだろうか。(てか、今さらだけど、こんなことやって何になるんだろうか(笑)。)
「MOONLIGHT FEELS RIGHT」はアルバムラスト固定でキマリだし、A面4曲の流れはすごく良いから崩したくねーしなー。
B-1 CAMP
2 EPISODE 87
3 家に帰りたい
4 夢からさめたら・・・
(天使はすぐそこにいた)
5 MOONLIGHT FEELS RIGHT
A面はそのまま
B-1を「CAMP」に任せてみました。前作『ONCE A FOOL,…』の試みと同じで、青春歌謡をB面のアタマに持ってくる作戦。
どうかな、「EPISODE 87」の立場がなくなってしまうかな。。。
・・・すげー単純なことに気がついた!
B-1 EPISODE 87
2 家に帰りたい
3 CAMP
4 夢からさめたら・・・
(天使はすぐそこにいた)
5 MOONLIGHT FEELS RIGHT
A面はそのまま
「CAMP」と「家に帰りたい」を入れ替えるだけでいいんだ。
似通ってる2曲を入れ替えても当然似通ってるかと思いきや、必ずしも逆も真とは限らず。
なぜなら、「CAMP」イントロ冒頭のギターのカッティングが緩和するからだ。
しかも、し・か・も、〈一緒になった僕と君がキャンプに出かける〉という展開の物語に生まれ変わる。
アクティブじゃん!
よし、これでキマリ!(笑)
この後も幸宏氏はレコード会社を移籍しながら傑作アルバムを発表し続けたのは周知のとおり。
今回はここまでとさせていただきます。
改めて、彼の作った音楽は軽いだけの音楽ではない。
高橋幸宏の音楽は感動的なのだ。このことを忘れてはならない。
このブログについて
不遜極まりないページである。曲順も含めてアルバムアートであるのは申し上げるまでもありません。
高橋幸宏についての何かコンテンツを作りたいなーと思い、でも曲について解説等を書くような知見も技量も無いので、こんなの作ってみた次第です。
以前から作りたいなーと思ってましたが、作る決心を与えてくれたのは、幸宏氏の死でした。
作り始めようとする直前、今度は坂本龍一が亡くなってしまいました。
自分の心の奥底に問いかけてみると、私は少年の頃、YMOの音楽とメンバーの言動に多大なる影響を受けてきました。我々世代は皆そうです。
自分はけっこう、時間が止まってる人間なので、YMOに夢中になってたのがついこの間のようです。
メンバーが次々と亡くなってしまったのが、いまだになんだか信じられないような気さえしています。
こんなやり方でYMO愛を表現しようとするバカもいるということで、どうか勘弁してやってください。
2023.4.23
YMO写真集『OMIYAGE』より
何やってんの、この人たち...