第1話「旅の始まり」:園田真理の持っていたバッグは、偶然、乾巧の3日前盗まれたバッグと同じ商品だった。
第2話「ベルトの力」:ベルトが質屋で売られているのを、偶然、乾巧と真理が見つける。
第3話「王の眠り」:地下鉄トンネル落盤事故に遭った作業員2人が、偶然、流星塾の校舎へと入る。乾巧が来ていたコインランドリーに偶然、真理と啓太郎が訪れる。そして乾巧が使っていた洗濯機を偶然、真理が開ける。
第4話「おれの名前」:長田結花がオルフェノクとして覚醒するのと歩調を合わせるかのように、偶然、義理の妹・道子が車にはねられる。啓太郎がオルフェノクに襲われていると、そこへ偶然、ちょうどいいタイミングで乾巧と真理がやって来る。
第5話「オリジナル」:スマートブレイン社内で乾巧・真理・啓太郎の3人が、偶然、木場・長田結花の2人とすれ違う。乾巧がアルバイトしていた喫茶店に、偶然、戸田栄一・木場・長田結花の3人が客として訪れる。そして戸田栄一のオルフェノクがマスターを襲っていると、そこへ偶然、乾巧と真理が入ってくる。
第6話「3人×3人」:乾巧と真理がスマートブレイン社へ立ち入るためのIDカードを盗もうとした相手は、偶然、木場であった。東中野駅前で啓太郎が店のチラシを配っていると、偶然、海堂が通りかかる。そして海堂を追ってきた長田結花が偶然、啓太郎にぶつかる。海堂直也の就職面接の面接官は、偶然、沢村刑事が担当することとなった保険金殺人事件の容疑者であった。乾巧と啓太郎が、偶然、海堂の変身したオルフェノクと遭遇する。
第7話「夢の力」:山手音楽大学のキャンパスで海堂と接していた学生が突然死んでしまうと、そこへ偶然、海堂を訪ねてきた長田結花が現れる。啓太郎がクリーニング店の客のおばさんから家に帰ってこない息子(黒田和彦)について相談を受けるが、その息子は偶然、海堂と同じ山手音楽大学の学生であった。山手音楽大学のキャンパスで乾巧・真理が、偶然、長田結花とすれ違う。オルフェノクが学生を襲っていると、その近くを偶然、乾巧と啓太郎が通りかかる。
第8話「夢の守り人」:山手音楽大学内で海堂と長田結花が黒田和彦のギター演奏を聴いていると、そこへ偶然、教授がやって来る。
第9話「社長登場」:乾巧と真理が喫茶店にいると、そこへ偶然、木場がやって来る。啓太郎のクリーニング店へ偶然、長田結花が客としてやって来る。啓太郎「でもホント偶然ですね。まさかこうしてまた会えるなんて。」 乾巧・真理・啓太郎が夜の「パトロール」をしていると、偶然、空き巣に出くわす。その空き巣がオルフェノクに変身して乾巧たちに襲いかかろうとしているところへファイズに変身した海堂がやって来るが、これはたまたま偶然の接触であったのだろうか(?)。
第10話「謎のライダー」:啓太郎が海堂からベルトを奪って逃げていると、そこへ偶然、オルフェノクが立ち塞がる。(これ、たまたま偶然ですよね。)
第11話「謎のベルト」:啓太郎が車を運転中、公園に長田結花がいるのを偶然見つける。啓太郎が長田結花を連れて行った先は偶然、乾巧と真理が向かったと同じ八景島シーパラダイスのようなのだが、だからと言ってこの2組が遭遇することなく終わってしまうのであった。
第12話「流星塾」:流星塾同窓生一行のキャンピングカーがラッキー・クローバーのジェイに襲われたのは、偶然、橋の下の近くだった(笑)。
第13話「敵か味方か」:慶泉学院大学フェンシング部に偶然、「草加」という名字の部員が2人いた。
第14話「巧の意地」:草加雅人が客として啓太郎の店に訪れていると、そこへ偶然、真理と啓太郎が配達から戻ってきた。海堂を探す木場・長田結花の車と乾巧・啓太郎の車が、偶然、ニアミスする。海堂と琢磨逸郎が戦っていると、そこへ偶然、木場・長田結花の車が来る。
第15話「落ちた偶像」:乾巧と木場が川に落ちて意識を失うが、啓太郎と草加が木場を、長田結花と海堂が乾巧を、それぞれ偶然、見つけて助け出す。乾巧が偶然、長田結花がオルフェノクになるのを見てしまう。啓太郎が乾巧を探していると、そこへ偶然、長田結花が現れ、その後を追う乾巧に出くわす。長田結花が走り去っていく途中、偶然、木場に出くわす。
第16話「人間の心」:草加が乾巧の襟首をつかんでいると、そこへ偶然、真理と啓太郎が買物から帰ってくる。真理と草加が夜の川辺を歩いていると、偶然、前を行くサラリーマンがオルフェノクに襲われる。乾巧・啓太郎・木場の3人が車に乗っていると、偶然、森下義正がオルフェノクに襲われる場面に遭遇する。
第17話「巧、復活」:乾巧がバッティングセンターで気を紛らわそうとしていると、そこへ偶然、木場が現れる。森下義正の変身したオルフェノクが妹・千恵の通ってた大学(青葉国際大学)の同級生をアパートで襲っていると、そこへ偶然、啓太郎が配達に来る。真理が偶然、「猫舌を治す方法」の講座の広告を見る。そして、その講義を受けに青葉国際大学に来て、偶然、森下義正の変身したオルフェノクに襲われそうになり、さらに偶然、乾巧に助けられる。(乾巧「フツーこんなもん見てわざわざ来るか?」は自爆ギャグである。)
第18話「九死に一生」:真理がアルバイトする美容室の先輩は、偶然、添野刑事の娘であった。木場が車を運転していると、偶然、ファイズとオルフェノクが戦ってる場面に遭遇する。
第19話「純白の正義」:長田結花が公園の水道で顔を洗っていると、そこへ偶然、倉田恵子が現れる。海堂がマンションから走って出ていくと、そこへ偶然、入れ替わるように真理がバイクで洗濯物の配達に来る。倉田恵子のいる場所へ偶然、真理が現れることとなる。ジェイの愛犬・チャコを偶然、倉田恵子が保護する。倉田恵子が走り去ると、そこへ偶然、計ったかのようなタイミングでジェイのケータイに電話が入る。
第20話「美しき刺客」:長田結花がマンションで料理中、包丁で指を軽くケガをすると、そこへ偶然、真理が洗濯物の配達に現れる。海堂のバイクがガス欠になっていると、そこへ偶然、啓太郎の車が通りかかる。(こーゆーシーンって撮るの難しいハズなんだけど、上手だよね。) 影山冴子の変身したオルフェノクに襲われた木場が逃げていると、偶然、琢磨逸郎に追われた乾巧と遭遇する。
第21話「加速する魂」:乾巧と木場がアルバイトを始めたピザ屋の店長は、偶然、オルフェノクだった(笑)。店長がほかのオルフェノクに襲われてると、そこへ偶然、木場が通りかかる。さらに木場がオルフェノクに襲われていると、そこへ偶然、乾巧が通りかかる。
第22話「雅人の告白」:真理が乾巧に恋愛相談しているのを、偶然、草加が聞いてしまう。(これ偶然じゃないかもしれないけど。) マンションを飛び出した海堂を木場が探していると、そこへあたかも偶然のように、サイドカーに乗った草加が現れる。
第23話「偽りの友情」:真理が海堂から逃れる形でマンションを出ると、そこへ偶然、木場が戻ってくる。カイザが琢磨&影山冴子の変身したオルフェノクにやられていると、そこへあたかも偶然のように、バイクに乗った乾巧が現れる。
第24話「闇への扉」:真理にフラれた海堂が指輪を川に投げ捨てていると、偶然、川に青年が飛び込む場面に遭遇する。海堂が救ったその青年は、偶然、オルフェノクであった。海堂とその青年が、人間を襲う算段をしていると、そこへ偶然、真理と啓太郎の乗った車が通りかかる。
第25話「闇の実験室」:スマートブレイン社の清掃を請け負っている会社の作業服のクリーニングを、偶然、啓太郎の店が行っていた。乾巧がスマートブレイン社内で草加を救い出して逃げる途中、偶然、地下の流星塾へつなかっているエレベーターに乗り込むこととなる。
第26話「デルタ登場」:草加が里奈とケータイで話してるのを、偶然、真理が聞いてしまう。流星塾生一同が新井の話をしていると、そこへ偶然、絶妙のタイミングで里奈のケータイに新井から電話が入る。クリーニング店の新しいバイト・木村沙耶は、偶然、乾巧と同じ猫舌であった。流星塾生一同が河内の話をしていると、そこへ偶然、絶妙のタイミングでオルフェノクに襲われてる河内から草加のケータイへ電話が入る。
第27話「流星塾分裂」:啓太郎が木村沙耶を同乗させて車を運転していると、偶然、買い物帰りの長田結花と出くわす。木村沙耶を助手席に乗せた啓太郎の運転する車が、偶然、木場と琢磨が戦っているところへ出くわす。
第28話「暗黒の四葉」:琢磨が公園で本を読んでいると、そこへ偶然、北崎が通りかかる。北崎「偶然だね。またワケの分からない本を読んでいるの。」 木村沙耶が乾巧にデルタのベルトを渡そうとすると、そこへ偶然、計ったようなタイミングで乾巧のケータイに電話が入る。
第29話「超絶バイク」:クリーニング店が混んでて店番の乾巧が客にキレていると、そこへ偶然、木場が客としてやって来る。乾巧と木場が話をしていると、そこへ偶然、真理が帰宅してくる。と、そこへ偶然、洗濯物を受け取りに長田結花が海堂を引き連れてやって来る。(海堂はともかく、木場と長田結花はクリーニング店に行くことについて互いにコミュニケーションを取ってないのだろうか。) 長田結花がラムネを買おうとすると、偶然、そのラムネ屋は澤田にやられた直後の姿であった。木場と影山冴子がともにオルフェノクになって戦っていると、そこへ偶然、木場に洗濯物を届けに来た乾巧がバイクに乗ってやって来る。
第30話「雅人の罠」:乾巧と木場が湯島聖堂でイイ雰囲気で打ち解けかけていると、偶然、近くで女性がオルフェノクに襲われる。(これって偶然だったんでしょうね。) 啓太郎が真理を乗せて車を運転していると、偶然、オルフェノクに襲われる。(これって偶然だったんですよね。) 木場が車を運転していると、そこへ偶然、真理と啓太郎がオルフェノクに追われて前を横切る。(偶然だったのかなあ。)
第31話「折り紙の涙」:啓太郎が車を運転していると、偶然、カップルがオルフェノクに襲われてる場面に遭遇する。澤田の変身したオルフェノクに乾巧がやられて変身を解除した時、偶然、真理からもらった折り紙(かつて真理が澤田からもらったもの)を落とす。
第32話「絡み合う糸」:踏切で偶然、乾巧と木場が遭遇する。啓太郎と海堂がビルをエレベーターで昇ると、偶然、その先は火事だった。(偶然じゃなく「運命」だったのかもしれないけど。)
第33話「真理、死す」:草加が乾巧との話を終え、真理の入院している病院から出ていこうとすると、偶然、里奈たちが入ってくる。乾巧を置いて草加がバイクで戦いに向かうと、偶然、次の瞬間、啓太郎のケータイに電話がかかってくる。
第34話「真実の姿」:草加が澤田と戦いを始めようとしたまさにその瞬間、偶然、啓太郎から電話が入る。
第35話「復活の謎」:啓太郎のケータイに乾巧から電話がかかってくると、偶然、天候が悪くなる(笑)。
第36話「蘇える記憶」:乾巧と啓太郎が話をしていると、そこへ偶然、絶妙のタイミングで乾巧のケータイに木場から電話が入る。乾巧と木場が話をしていると、そこへ偶然、絶妙のタイミングで乾巧のケータイに草加から電話が入る。啓太郎が真理を載せて車を運転していると、あたかも偶然のように、オルフェノクに襲われる。(偶然なのか狙ったのかよく分からない。)
第37話「カイザの正義」:とりあえずオルフェノクから逃げてバイクで走る乾巧を、偶然、草加が捉える。(これ、偶然ですよね。)
第38話「彷徨える魂」:里奈と三原がオルフェノクに襲われていると、そこへ偶然、乾巧が現れる。添野刑事の娘が転職を考えてたまたまスマートブレイン社のパンフレットを眺めていると、偶然、添野刑事がパンフレットの中に自分の探している男が写っているのを見つける。
第39話「ファイズ2」:木場が乾巧を探していると、偶然、水辺に横たわっているのを見つける。
第40話「人間の証」:ことごとく、ちょうどいいタイミングのところで偶然、ケータイに電話が入る(笑)。
第41話「捕獲開始」:添野刑事と沢村刑事がテーブルの上に「桜林女子高校集団変死事件捜査資料」を開いたままにしていたところ、偶然、南雅彦がクリップで添付されていた写真を見てしまう。啓太郎と長田結花が知り合いになって今まさに隣同士に座っているにも関わらず、相手がその人と知らず、偶然、久しぶりのメールを交わす。(この場面は嫌いではない。)
第42話「折れた翼」:乾巧と木場が喫茶店で沢村刑事と取引をしていて沢村刑事が困惑していると、偶然、絶妙のタイミングで沢村刑事のケータイに電話が入る。里奈と三原の短期のアルバイト先は、偶然、かつて海堂(と啓太郎)がビル火災から救った子どもが保護されている創才児童園であった。啓太郎が車を運転していると、偶然、長田結花を救ったオルフェノクが前を横切る。
第43話「赤い風船」:木場を追っていた沢村刑事が偶然、長田結花を探しに向かおうとしている木場を発見する。長田結花がいなくなってしまい啓太郎らが探していると、偶然、ベンチに佇んでいるところを見つける。
第44話「最後のメール」:乾巧と木場が車の中で話をしていてちょうど区切りがついたところで、偶然、絶妙のタイミングで乾巧のケータイに電話が入る。
第45話「王の目覚め」:海堂が、マンションから抜け出した鈴木照夫をバイクで探してたら、偶然、見つける。その2人をオルフェノクが襲っていたら、そこへ偶然、里奈と三原がバイクに乗って登場する。
第46話「新社長誕生」:乾巧たちが草野球をやっていて、フライを追った鈴木照夫の先に、偶然、ちょうどいい場所で待ち構えていたオルフェノク(まだ人間体)がバイクに乗って現れる。真理と啓太郎は鈴木照夫を連れて車で逃げようとするが、啓太郎は偶然、キーをどこかに落としてしまっていた。
第47話「王の出現」:スマートブレイン社内のエレベーター前で草加と三原が話をしていると、偶然、花形が通路の反対側のエレベーターに乗り込む。乾巧が木場の元を離れると、そこへ偶然、スマートレディの運転する車に乗った海堂が登場。
第48話「雅人、散華」:花形が三原からの電話を終えると、偶然、絶妙の距離感で木場が立っていた。乾巧が戦いの現場に現れると、偶然、足元にデルタのベルトが落ちている。
第49話「滅びゆく種」:琢磨が逃げるところへ偶然、乾巧が現れ、一連の出来事が終わったところへ偶然、真理と啓太郎が現れる。乾巧が偶然、オルフェノクの王が人間(実際には多分オルフェノク)を襲うところを目撃する。そしてファイズに変身して挑みかかろうとするところを偶然、海堂が目撃する。
最終話「俺の夢」:鈴木照夫を探している海堂が、偶然、スマートブレイン社の施設の中に入る。乾巧・真理・啓太郎・海堂が木場と対峙していると、そこへ偶然、絶妙のタイミングで乾巧のケータイに里奈から電話が入る。添野刑事の定年慰労を行っているレストランの外の工事現場で、偶然、作業員として働いている琢磨。
劇場版『パラダイス・ロスト』:偶然、TVシリーズよりカッコいい真理(偶然だと思う)。偶然、TVシリーズより美人に見える長田結花(笑)。TVシリーズとリンクしないパラレルな作品世界であるはずが、偶然(?)、TVシリーズ後半の展開を予告、あるいは暗示ないしは示唆する内容となっているのを、DVDを見返した私は今さらながら偶然、知ることとなるのであった。


物語を推し進めるのは、「偶然」である。






あるいは、偶然じゃなく、すべては仕組まれてたのかもしれない